ここで言う「呪い」とは、親の価値観や態度、生き方の影響が、自分の中に“無意識のルール”や“縛り”として残っていて、それが自分の人生や選択を制限している感覚のこと
親を憎みたいわけじゃない。
でも、親の“在り方”が自分の中に根を張りすぎて、
もう自由に息ができない。
そこに気づいた時、どうすればいいか。
❶ 「その呪いに名前をつける」
まずは、自分がどんな「呪い」にかかっているのかを、言葉にしてみてください。
たとえば:
「母に心配かけてはいけない」
「親の期待を裏切るのは悪」
「父のように強くないと愛されない」
「甘えたら見捨てられる」
自分の中で、自動的に反応してしまう“思い込み”に気づくことが第一歩です。
それは「親の声」であって「自分の声」じゃない。
❷ 「感情を感じきる」
怒り、悲しみ、悔しさ、あきらめ、寂しさ……
「親の呪い」には、感情がたくさん絡まっています。
でも多くの場合、それらを「感じること」が禁じられてきました。
「そんな風に思う自分のほうが悪いんじゃないか」
「親を責めたくない、だって育ててくれた人を悪く言うなんて最低だし」
「こんなこと言っても、何も変わらないのだから」
それでも、自分の中にある未完了の感情を、少しずつ感じきってあげること。
泣いてもいいし、誰かに聞いてもらってもいい。紙に書き出してもいい。
❸ 「今の自分が、自分の“親”になる」
「もう、あんな風にはさせない」
「私は私を、ちゃんと信じてあげる」
「甘えても大丈夫って、私が教えてあげる」
これは、“内なる親”を入れ替えていく作業。
過去の親ではなく、今の自分が、自分を導く存在になる。
たとえば朝、自分にこう問いかけてみてください:
「今、私は私に何をしてあげたい?」
そして、親の顔色ではなく、自分の声を優先する練習をしていく。
❹ 「親を“降ろす”儀式をする」
心理的な儀式でもいいし、身体的なアクションでもいい。
・手紙を書く(渡さなくていい)
・心の中で「もう大丈夫だから、ありがとう」と言ってみる
・何かを塗る・破く・燃やす(象徴的に)
・「これは私の人生」と宣言する場所をつくる
あなたの人生を、親から“切り離す”感覚が必要です。
それは「親を否定すること」ではなく、「自分の人生を選ぶこと」です。
❺ 「仲間を持つ」
このテーマは、一人で抱えるにはあまりにも大きく、深く、長いです。
できれば、「その痛みがわかる人」と繋がることって大事。
話せる相手がいなければ、書いてもいいし、
共感できる本・音声・ワークショップ・コミュニティを探してもいい。
最後に。
あなたが苦しんでいるのは、
あなたが弱いからではない。
それだけ愛されたかったし、見てほしかったし、
あなたが、ちゃんと生きようとしてきたから。
「呪い」と言えるほどに、親の影響を感じ取っているあなたは、
もう十分に“自由になれる力”を持っています。
あとは、少しずつ、それを取り戻していくつもり。